新製品“たゆたひ(い)”のご案内
みなさんどうもご無沙汰しております、minimichineです。
ここ最近私生活でバタバタしておりました。
ですが、バタバタしていたのは私生活だけではございません。
minimichine久しぶりの新製品を開発しておりました。
それが、こちら
minimichineの新製品“たゆたひ(い)”です。
コントロールの名前と写真左側の木材の印字で何となくお分かりになられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちら、minimichineとしては初の揺れモノ、トレモロです。
しかも、なんとイシバシ楽器様とのコラボレーションのトレモロなのです。
簡単に経緯を説明しますと…
私は商品を卸しているお店に足を運ぶことが結構あるんですね。
お客様の反応を見たり、他社様の製品をチェックしたり、「あ、この店在庫切らしてるな」といった冷やかしも。
実際にお店に伺うことで分かることもあるんです。
ある時、イシバシ楽器神戸三宮店におじゃました際に、店員であるMさんから、「何かイシバシオーダーで製品を作っていただくことはできませんか?」というお話をいただきました。
それが昨年の10月頃でしょうか。
Mさんからいただいたオーダーは、「最近っぽくない、レトロなトレモロ。」「曲で言うならば、RadioheadのPlanet Telexの冒頭みたいな。」
最初は本当に最近っぽくないな、と思ったのですが、minimichineでこれまで取り組んできた、プリント基板を使わず部品と部品の足を繋いで制作する、というスタイルで作れば、近いイメージになるのではないかと感じました。
実際は、そこからが長かったです。
単純な音の問題はもちろん、ノイズの問題、ボリュームを付けるなら内部トリマにするか、外に出すなら可変域はどの当たりにするか…
一歩進んだと思えばまた何かしらの問題が出てきて困ってしまい、またそれを乗り越えるという繰り返しでした。
そしてようやく完成したのが、“たゆたひ(い)”です。(今回このネーミングはイシバシ楽器スタッフ様に考案いただきました)
コントロールは揺れの速さを決めるSPEED、揺れの深さを決めるDEPTH。
そしてトレモロにおいて最も必要と私自身感じるVOLUMEの3つです。
トレモロというのは、本来音が出たり出なくなったりする効果です。
つまり、同じ音量でも持続的に鳴っている場合と、断続的に鳴っている場合では感じる音の大きさが異なります。
つまり、原音そのままを断続的に鳴らしてしまうと、どうしても音が小さく感じてしまうのです。
VOLUMEツマミで調節すれば、そのような音の引っ込み感も解消できます。
また、“たゆたひ(い)”のデザイン面での目玉といえるのが、ツマミに貼り付けた木材。左からマホガニー、ヤニマツ、エンジニアウッド。
こういうツマミのデザインって、ありそうであまりなかったですよね。
デザインには“あをによし”同様和紙を採用しています。1点1点模様が変わります。
LEDはホワイトを採用。あまり強く光らないように設定し、かつ、トレモロの揺れに合わせて点滅するようにセッティングしています。
フットスイッチは機械式スイッチによるトゥルー・バイパス。
電源はDC9Vアダプターまたは9V電池が使用できます。
トレモロって、案外使いみちがないようですが、一つ持っているとアイデアがすごく湧いてくるエフェクターだと思います。
ぜひ、お一ついかがでしょうか。
現在ご予約受付中です。
※7/22発売開始 現在ご購入手続きいただきました方は予約として受け付けいたします。
なお、発送は7/22以降順次行います。現在ご注文いただきました分は7/22〜7/29内で発送いたします。
また、石橋楽器店各店でも予約取り扱いを開始いたします。
お問い合わせはhttp://www.ishibashi.co.jpまたは最寄りの各店までお願い致します。